新築・増改築・リフォームで利用したい!?工務店の豆知識について幅広くご紹介
工務店は営業エリアを狭くしている傾向があり、せいぜい同一県内に限られているのが一般的です。
ハウスメーカーのようにブランド力はありませんが、地域のお客様のニーズにきめ細かく対応しています。
それぞれの敷地の形状やエリアの気候の特性などを踏まえ、施主の意向を反映しやすい家づくりを期待できるのはメリットです。
ハウスメーカーに比較した時、工務店を利用することには自由度の高さを上げることができます。
新築だけでなく増改築にも対応しており完成後も末永く付き合えるのもメリットです。
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新築・増改築・リフォームで利用したい!?工務店の豆知識について幅広くご紹介
- 工務店は新築住宅だけでなく増改築やリフォームの施工も可能
- フランチャイズ型は工務店の種類の一つ
- 工務店は日本の新築住宅の多くを手掛けている
- 工務店はハウスメーカーの下請けになっている会社も
- 工務店を選ぶときにチェックしておきたいホームページの更新頻度
- 工務店は対応エリアが決まっている会社が多い理由とは?
- 初めての家づくりで安心して依頼できる工務店の見つけ方
- 工務店の見積もりで知っておくべき項目①:本体工事費
- 工務店の見積もりで知っておくべき項目②:付帯工事費
- 工務店の見積もりで知っておくべき項目③:諸費用
- 工務店の見積もりを見るときに確認すべきポイント①:注文通りの内容
- 工務店の見積もりを見るときに確認すべきポイント②:計算ミス
- 工務店の見積もりを見るときに確認すべきポイント③:不明点の有無
- 相見積もりは工務店の見積もりで失敗しないためのポイント
工務店は新築住宅だけでなく増改築やリフォームの施工も可能
工務店は新築住宅の相談先のイメージですが、新築だけでなく増改築やリフォームについても、施工を任せられるのではないでしょうか。
地域密着で住宅の建築全般に関わる業者ですから、新築住宅以外のことも任せられるのは当然です。
相談のしやすさと対応の柔軟性を併せ持っているので、身近な相談先になります。
新築住宅の施工を依頼した場合も、将来的に増改築などを相談できるので、長く付き合える相手だといえます。
家族構成やライフスタイルの変化に合わせて提案や施工をしてくれますから、信頼できる工務店を味方につけておいて損はないです。
工務店は要望だけでなく、予算の都合も考慮して提案するのが得意です。
予算に収まるように増改築をしたり、リフォームしたりする方法を考えてくれます。
新規であっても問い合わせを歓迎していますし、住宅の見直しについて気軽に相談できるので、地域の工務店は現実的かつ有力な相談先になるのではないでしょうか。
フランチャイズ型は工務店の種類の一つ
工務店の種類の一つにフランチャイズ型が挙げられます。
フランチャイズというのは、本部と加盟店との間で契約を締結し、その契約をもとに加盟店はロイヤリティや加盟金を支払うかわりに、本部から一定の商標の使用して商品やサービスを販売することを許されたり、本部のノウハウを駆使した手厚い技術・経営上のサポートが受けられるしくみです。
工務店の場合は全国規模で展開している大手のハウスメーカーなどとフランチャイズ契約を結び、そのメーカーのブランドを冠した住宅の新築を手掛ける場合が多いといえます。
こうしたフランチャイズ型の工務店は、いつも特定のメーカーのプランにあわせて現場工事を受注しているため、そのメーカーの新築住宅であれば比較的スムーズでミスのない施工が期待されます。
しかも本部は大所帯であったとしても、工務店そのものは地域密着で営業をしているために小回りがきき、いざというときにも機敏に対応してくれるメリットがあります。
工務店は日本の新築住宅の多くを手掛けている
実際に建てられた家を見てみると、日本の家屋は工務店が手掛けたものがとても多いようです。
中小を含めると工務店は各地に点在しており、家を建てたいエリアで絞り込んでも複数の候補が残るくらいの選択肢があります。
地域密着型ということで、既に家を建てている人の紹介もあり、特定の地域内で口コミで広がっていくのも特徴です。
親から子へと世代交代があっても、ずっと同じ工務店に依頼し続けるケースもあります。
一度信頼を勝ち取ると、その後もリフォームや修理等の様々なことで頼られるようになり、その結果依頼する人が増えるというのが大まかな仕組みです。
ごく小規模な工務店でも、誠実な対応をすることで長く愛される企業になります。
これから家を建てることを考えている場合、その地域で長く営業しているところを選ぶと失敗しません。
不誠実な対応をすればすぐに口コミで広がりますので、長く続けられたということは信頼できる仕事をしている証です。
工務店はハウスメーカーの下請けになっている会社も
工務店は地域に密着していて、地元の中で多くの住宅の新築工事や増改築、リフォームなどを行っている大工さんがいる会社といったイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
ただ、工務店にはフランチャイズ型の会社もありますし、ハウスメーカーの下請けになり数多くの住宅を建築しているところもあるなどさまざまです。
注文住宅で家を建てるときの依頼先は、新築住宅の施工実績が豊富にある地元にある会社を選ぶことが大切です。
ハウスメーカーの下請けも依頼できることがありますが、優先順位が親会社になる関係から工期が長引く可能性もゼロとはいい切れません。
また、地域に密着している営業スタイルを持っている工務店を使えば、家が完成した後のアフターサービスも受けやすいですし、何か困ったことが生じたときなど電話するだけで直ぐ駆けつけてくれるなど後々の安心にも繋がります。
これから工務店を利用して注文住宅の家を建てるときには、その会社がどのような種類になるのか調べることも大切です。
工務店を選ぶときにチェックしておきたいホームページの更新頻度
自分たちの家を建ててもらう相手に工務店を選ぶのであれば、その工務店選びをする際の基準としてぜひ知っておいていただきたい知恵として、ホームページの更新頻度にも注目することをおすすめします。 ホームページは今やどの企業でも持っていて当たり前の宣伝広告要素であり、その企業をわかりやすく説明しているプロフィール帳でもあります。だからこそ、定期的にホームページを更新する透明性の高い企業こそ、信頼できるといえるというわけです。逆に自分のプロフィールを更新しない、自分の存在を不透明なものにする企業に対し、信頼もクソもありません。 今ではインターネット上の情報を頼りに多くの人たちが物事を決めていると、実感しない場面はありません。それなのに更新しないとなると、単なる面倒くさがりである可能性すらあり、どちらにしても責任感のない会社と判断しても仕方のないことでしょう。 更新頻度が高い、もしくは定期的に情報をアップデートするような会社の方が、責任感の強い良い会社だと言えます。
工務店は対応エリアが決まっている会社が多い理由とは?
工務店が対応エリアを限定している理由は、いくつかの要因によるものです。まず第一に、工務店は建築やリフォームといった業務を行う際に、現地の地域性や法規制、気候条件などを考慮する必要があります。特定のエリアに精通していることで、地域に特有の要件や慣習に適切に対応できるため、クライアントに満足度の高いサービスを提供することができます。 限られたエリアに絞った対応は、リソースの効果的な活用を可能にします。現地への移動や調査にかかるコストや時間が削減されるため、コスト効率の向上が期待できます。また、特定の地域で評判を築くことで、口コミや地域のネットワークを通じて新規顧客の獲得がしやすくなる利点もあります。 工務店は地域社会との信頼関係を構築することが重要です。特定のエリアで地元の住民や関係者と密接な関係を築くことで、信頼される存在となり、地域内での仕事の機会が増加する可能性があります。このような信頼関係は、持続的なビジネスの発展に寄与します。
初めての家づくりで安心して依頼できる工務店の見つけ方
初めての家づくりで安心できる工務店を見つけたいなら、身近な人に尋ねてみるとよいでしょう。実際に工務店を利用したことがある身近な人に聞いてみることで、具体的な情報を入手しやすくなってきます。働いている職人の技術力や対応の良さ、希望に合った家を建ててもらうことができるのかといった細かい情報を得やすくなってきます。身近な人に聞くことで、頼んでよかったと思うことができるでしょう。近くに工務店を利用した人がいない場合には、ネット上の口コミを参考にしてみるのもおすすめです。ネットには、いろいろな口コミがあふれています。実際に家を建てたことがある人が口コミを行っているのでとても参考になってきます。評判をチェックするときには、良い点ばかりに注目しがちですが、悪い評判も確認しておくと役立ってきます。あえて悪い評判の確認をしておくことで、その工務店の本当の姿をさらしだすことが可能です。依頼する前には、参考にしてみるとよいです。
工務店の見積もりで知っておくべき項目①:本体工事費
工務店から見積もりをもらった場合、まっさきにチェックすべき項目が本体工事費であるといえます。本体とは文字通り住宅そのもののことを指しています。これには壁や屋根などをつくるための部材の費用が含まれているのはもちろんですが、トイレやユニットバス・システムキッチンなどの設備の費用もありますし、また下請けをする別の会社の人件費などのすべてが計上されているといってもよいでしょう。こうした工務店の見積もりは、工事が必要となる項目について、それぞれどのような技術をもつ人が、いくらの単価で、何日間にわたり作業をするのかによって料金を割り出していることが多いとみられます。建築にたずさわったことのない人にとってはわかりにくい部分がありますので、不明な点があれば担当者に聞いて納得のいくまで説明を求めることです。また本体工事費が安いからといって安易に契約を急ぐのも考えもので、そのほかにも本体以外の部分にかかる付帯工事費などがあることに注意したいところです。
工務店の見積もりで知っておくべき項目②:付帯工事費
工務店から提出された見積もりにはさまざまな項目が並んでいますが、本体工事の費用に続いて付帯工事費などは無視できない項目といえます。これは本体、すなわち住宅そのものの工事とは別に必要となる工事を一括してあらわしたものです。例を挙げれば、庭やフェンス・ブロック塀の工事、水道管の敷設工事、地盤改良のための工事などがあります。これらはたしかに住宅そのものにはあたらないものの、いずれも相当の工期や費用がかかることが見込まれ、水道などの特殊な技術を必要とするものも含まれています。したがって住宅の購入にあたり本体価格だけを見て判断するのは早計であり、かならず工務店から付帯工事費までを含んだ見積もりをもらった上で、予算の範囲に収まるかどうかをチェックしなければなりません。これらの工事については、本体の工事を請け負っている工務店とは別の会社が施工する可能性がありますので、あわせてその点も確認しておくとよいでしょう。
工務店の見積もりで知っておくべき項目③:諸費用
工務店に費用の見積もりを依頼する際は、本体工事費や付帯工事費だけでなく、諸費用についてもよくチェックしておきたいものです。
ここには工事費以外にかかる費用の多くが含まれますが、これが工務店との金銭をめぐるトラブルのもととなりえます。
工務店が本来計上すべきではないものまで諸費用に含めて請求した、つまり消費者側から見ると本来かかる費用より多く支払ったトラブルが後を絶たないからです。
工事費以外に計上されうる費用には、工事請負契約書の印紙税、登記申請料、建築確認申請料、各種損害保険料、地盤調査費などが挙げられます。
含まれる項目はとても多いため、ひとつひとつチェックするのは大変ですが、その後の契約を納得できる形で行うためにもおざなりにはできません。
もし、計上されている項目で分からない点や納得できない点があれば、その場で工務店の担当者にたずねて説明を受け、改善してもらえるようであれば、それを求めて見積もりを出し直してもらいましょう。
工務店の見積もりを見るときに確認すべきポイント①:注文通りの内容
工務店から渡される見積もり書は、その内容がそのまま工事内容になりますのでしっかりと確認しておきたいところです。
たとえば、タンクレストイレを注文していたはずなのに見積もり書ではロータンクのある便器で計上されていたり、内装仕上げに塗り壁を注文していたのにビニールクロスで計上されていたり。
見積もり書の通りに工事が進んでしまい、便器を付けたりクロスが貼られてから気が付いた場合、工務店側とのトラブルに繋がりかねません。
「事前にタンクレストイレと注文していたはずなのに」と言ったところで「見積もり書通りです」と言われてしまえばお手上げですので、工務店からの見積もり書はしっかり目を通すようにしましょう。
とはいえ注文住宅の見積もり書は膨大なページ数になりますから、それを全部チェックするのは大変ですし、おそらく見ても分からない、というのもあると思います。
なので皆さんが簡単にできる見積もり書のチェックとして、水廻り機器や使用する断熱材など、見た目と性能部分の項目を重点的にチェックすれば大きなトラブルを避けることができるはずです。
工務店の見積もりを見るときに確認すべきポイント②:計算ミス
工務店の見積書を見るときには注文通りの内容であること、計算ミスの有無、そして不明点の有無などに着目することが大切です。
最近は、パソコンを使って見積もりを作成する工務店が多いので、計算ミスといったトラブルが起こるケースは非常に少ないのですが、しかし単価が間違っていたり数量が違っていると金額が変わりますので単価や数量が正しいのか否かはチェックしないと分かりません。
従来は、パソコンを使わずに手書きで作成していたので、桁が一桁違っていたり掛け算のミスで高額な金額になっていた、このようなトラブルも存在していましたがパソコンを使うようになり入力の間違いといったトラブルが目立つようになりました。
当然、人間が作成しているわけですから入力漏れや入力の間違いなどが生じる可能性がありますので、見積もりが提出されたときには単価や数量が正しいこと、そして電卓などで実際に計算して合計金額が合っていることを確認しておくと安心です。
工務店の見積もりを見るときに確認すべきポイント③:不明点の有無
工務店から見積もり書を渡されたら、不明点について必ず確認しておきましょう。
ほとんどの人が家の知識を持っておらず、新築やリフォームに初めて挑戦するはずです。
わからないことだらけの工程の中で、工務店への質問は決してマイナスにはなりません。
不明点について質問をすることで工務店の機嫌を損ねてしまうかもしれない、嫌がられるかもしれないと不安に思う人もいるでしょう。
しかしあくまでも依頼をする施主側が顧客であり、不明な箇所を質問をするのも当たり前のことです。
家の新築やリフォームでは大きな金額が動くため、後々になって聞いておけばよかったと後悔をしないためにも積極的に質問をすることをお勧めします。
また、建築関係は専門的な用語も多く、知識を持たない素人は詳細がわからないのがごく普通です。
質問を嫌がるような工務店は見積もり段階で断り、施主の負担を軽減するために対応の良い企業へと変更するのも良い方法となっています。
相見積もりは工務店の見積もりで失敗しないためのポイント
工事やリフォームを依頼する際、見積もりをもらうことは一般的です。
しかし工務店ごとに見積もりの内容や価格が異なるため、選択が難しいこともあります。
そのため、見積もりをもらう際のポイントを知っておくことは大切です。
まず相見積もりとは、複数の会社から見積もりを取り、それらを比較することです。
複数の見積もりを行うことで予算に合った施工業者を選べるだけでなく、不適切な見積もりを避けられます。
競争が生まれることで、施工業者がより適切な価格を提示する可能性もあります。
次に複数の見積もりを取る際の注意点です。
まず、見積もりは「詳細」になるほど良いです。
工事内容・使用材料・工期・保証内容など、具体的な項目が記載されているかを確認しましょう。
不明点があれば、施工業者に質問することも大切です。
そして安さだけでなく、工務店の実績や信頼性も確認することが重要です。
相見積もりを行うことで、工務店の選択を失敗しないようにできます。
見積もりの内容をしっかりと確認し、適切な工務店を選んでください。